どんな学校・学科に入ったのか
どんな学校?
Ammattiopisto(アンマッティオピスト)という実践的な内容に重きを置いた専修学校です。
高校生の年齢の学生もいますが入学条件を満たせば大人も入学できます。
大学や職業大学と比べるとアカデミックさという部分では世間的な評価は低めですが、就職へのサポートも多いですし授業内容も実践的で私のように言葉が完璧でない外国人にも学びやすい環境です。
どんな学科?
Media-alan ja kuvallisen ilmaisun perustutkintoとフィンランド語で書くとやたら長いですが要するにメディア・デザイン系の学科です。
出版物のデザイン・製作、カメラやビデオの撮影技術、写真編集、動画編集、タイポグラフィ、webデザインなどあらゆるメディアのコンテンツを作る技術やデザインについて学べます。
入学方法
フィンランドの高校やアンマッティオピストなど高校生の年齢が行く学校へは
- yhteishaku
- jatkuva haku
という2つの出願方法があり。
中学や高校からそのままアンマッティオピストに出願する場合はyhteishaku
大学やアンマッティオピストをすでに修了していたり、働いていたりなどその他のイレギュラーな場合は基本的にjatkuva hakuで出願します。
私の場合はすでに日本で大学を卒業していたりなのでもちろんjatkuva hakuで出願しました。
合格までのいきさつ
大学や職業大学に願書を出した年もありましたが、語学力がたりなかったり数学や物理の試験を英語で受けなきゃならなかったり何よりめんどくさかったりで今年はアンマッティオピスト一本で行きました。
日本の大学の情報工学科を卒業したので情報系の学科に興味があったのでtieto ja viestintätekniikkaという情報科にあたる学科へ願書を出しました。
現在住んでる街の他にもいくつかの都市のアンマッティオピストの情報科に願書を出しましたが、いくつかからは不合格通知が来ました。これは全滅の流れかなと思ったので情報科だけではなく他の学科でいけそうな学科があるか探してみることにしました。
准看護師、溶接工、土木作業員など様々な学科がありましたが、なんとなく年齢を重ねても潰しの効きそうな頭脳労働系はないかなぁと探してました。
メディア系という学科がなんとなく気になり詳しく見てみると、印刷物、デザイン、webページ等について学ぶ様子。これはひょっとしたらフロントエンドエンジニアへの道があるんじゃないかと思いメディア系にも願書を出してみることにしました。
願書には「メディア系に関連した趣味を持ってますか」という質問もあり、よくよく考えてみるとブログ、YouTube、動画編集、カメラ、写真のレタッチなど結構メディア系に関連した趣味を実はたくさん持ってたんですよね。
自身では気づかなかったのですが結構メディア系というものに興味がある人間だったみたいで、たぶん願書からそれを感じ取ってもらえて運良く合格できたんじゃないかなと思います。
実際通い始めても先生たちと馬が合うというか居心地の良さを感じてます。