フィンランドへ移住し移住生活を楽しんでいます。
趣味としてYoutubeを観たりたまに自信でも動画を作ったりしています。
Youtubeを見る方がが作るより好きなんですが、ここ数年とても質の高いアウトドア動画が多いですよね。
その影響で自分自身も「Youtuberと同じ様に焚き火台やナイフなどギアを集めてアウトドア飯を楽しみたい」という欲求が湧きました。
金銭的負担が大きいということでアウトドアを我慢する日々が続いていたのですが、フィンランドにはラーヴというとても便利な施設があることを最近知りました。
昨秋そのラーヴに行って焚き火とソーセージを楽しんだ様子を動画にしたので、スクショを使ってこちらのブログでも紹介したいと思います。
まだまだ視聴者もコメントも少ないので動画の感想などありましたら、動画のコメント欄にコメントいただけるととても参考、励みになります。
Laavu(ラーヴ)とは
ラーヴ(laavu)というのはキャンパーやハイカー向けのシェルターです。
写真の様に雨風をしのげるシェルター、その前方に焚き火ができる設備というのがよく見るスタイルです。
また、湖畔に面して建てられていることも多いです。
無料で使える上、薪も備えているので散歩の途中に寄ってソーセージを焼いて軽食を取る人も多いです。
ラーヴでも一部予約制だったり薪が有料のものもありますが、そういう営利的にやってるものは割と区別が付きやすいと思います。(確証はない)
私の住んでいるタンペレ市近郊でもgoogle mapsで"laavu"と検索すると、少し街を外れたところに多くのラーヴがあることが分かります。
今回は少し遠出して妻の家族が所有する別荘に近いSappeeという山にあるラーヴまで行ってきました。
ラーヴにたどり着けない
プチ登山で道に迷う
Sappeeという山についたもののSappeeには網目状にハイキングルートが張り巡らされており、そのルート上にいくつかのラーヴがあることが判明しました。
インフォメーションセンターでマップを確認し写真に収めてラーヴを目指しますが、似たような道があまりに多く目的地になかなかたどり着けません。
秋というのもあり早々に暗くなってしまったので別荘に一泊して翌日再挑戦することにしました。
たどり着くが時間切れ
翌日別荘でゆっくり朝を過ごし、庭整備などの仕事を終わったあとに再びSappeeに戻りラーヴの再探索をします。
前日の探索で検討を付けたのでなんとか目標のラーヴを発見しましたが、この日も日没までに火起こし、ソーセージを焼く、撤収、車まで戻るという全行程を行う時間がなかったので来週に持ち越すことにしました。
(実は朝の時点でこの日はソーセージを焼かないことがほぼ確定していました)
この時期は16時にはかなり暗くなるので残念ですが仕方ないです。
念願の焚き火とソーセージ
翌週、余裕を持ってラーヴに到着したので念願だった焚き火とソーセージを楽しみます。
薪を割って焚き火に着火します。
しっかりと乾いた薪でだったのでスムーズに着火出来ました。
本日はSnelmanというフィンランドのメーカーのソーセージを食べます。
だいたいどこのスーパーでも売っているし、なんだかんだ安定して美味しいです。
フィンランドで皮がプラスチックっぽい食感のソーセージに当たったことも何回かありますが、このソーセージが皮も合格です。
特に肉の比率が多いものがジャンクで美味しいと思ってます。(これは肉が86%)
ソーセージを刺すための二股の棒をその辺に落ちてる枝を削って手作りして焼きました。
枝の表面を削るときにはいつもビクトリノックスのマルチツールナイフを使っています。
軽く木を削る作業、軽くソーセージに切れ込みを入れる作業などブッシュクラフトまでいかない程度の軽い作業にはとても使いまわしがよく重宝しています。
家でも手紙の開封などにも活躍していて、フィンランドに持ってきてよかったものの1つです。
焚き火で食べるソーセージの味
炭っぽく白く燃えてる薪に近づけておくとパリッパリッに焼けます。
焼けるまで時間はかかりますが焼いてる過程を見るのも楽しいし、火と薪の変化を眺めてるだけで時間はあっという間に過ぎます。
本当はいろんなYoutuberがやっているように外で米を炊いたりして楽しみたいのですが、残念ながら予算の都合でそのようなギアは持っていません。
ソーセージを焼く時にはいつも塩おにぎりを持ってきています。
程よく油が落ちてパリパリに焼け、焚き火で焼くことで燻製のような香りがついたソーセージはもちろん美味しいです。
あとご飯てなんでも外で食べるだけで美味しいですよね。
ラーヴの設備
ラーヴによっては有ったり無かったりですが、ラーヴにはだいたいこんな設備があるよっていうのを紹介しておきます。
薪・斧
薪は立派な乾燥小屋に薪が山積みになっている所や、在庫が少なめのラーヴなどまちまちですがほぼいつもあります。
今回はしっかりした小型の斧が備えてあったので快適でした。
ラーヴによっては斧が紛失していたり、柄が途中で折れてたりするのでバトニングに使えそうな頑丈なナイフが一本欲しいところです
焚き火台・グリル
焚き火台は土管をドーンと置いた形状のものや、石を組んで作ってあるものなどラーヴによって様々なバリエーションがあります。
今回はグリルと一体になった鉄製の焚き火台でした。
下には通気口や灰を取り出す皿があって高機能です。
多くのラーヴの焚き火台には網状のグリルやケトルなどを吊るせるフックが付属しています。
座る場所
今回はシェルター内がベンチになっています。
このタイプはそもそもシェルター内で宿泊することを想定していない様に見えます。
私が見た中ではシェルターと焚き火台がそれぞれ独立して機能をはたすタイプのラーヴが多かったです。
まとめ
日本ではまだそんなに知られていないラーヴ。
街の中にはあまり無いのでフィンランド旅行に来てラーヴを楽しむ猛者は少ないとは思いますが、フィンランドらしいシンプルな自然の楽しみ方を体験できる素晴らしい場所だと思います。おすすめです。
何より楽しいし美味いし確実に思い出に残ります。
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