日本と比べてフィンランドではアルコールを購入する難易度が高いです。
私は日本に住んでいるときにもあまり飲酒する方ではありませんでしたが、フィンランドに移住してからは年間10回も飲酒しない程になりました。
今回は私がフィンランドで暮らしている上で飲酒を億劫に感じる理由をまとめてみました。
フィンランドに移住して数年の若輩者なのでもし間違えてる情報があったら指摘いただけるとありがたいです。
高い
アルコールの税金がとりあえず高いです。
フィンランドのビールの税率はヨーロッパで最も高いなんて話も聞くほど。
ビールの500ml缶はスーパーで3ユーロ程(360円程)で買えるので高いっちゃ高いかなという値段ですが、蒸留酒などアルコール度数の高い酒はめっちゃ高いです
ウイスキーやジン、ウォッカだと日本の倍以上の値段で売られてるものも多いです。
当たり前ですが原価が高いのでバーやレストランでは人件費、場所代が加算されてさらに割高になります。
身分証のチェックが厳し目
フィンランドでは18歳以上ならアルコール度数22%以下のお酒を購入可能で、20歳以上からはあらゆる種類のアルコールを購入可能です。
しかしお酒を購入するグループに30歳以下に見える人がいるなら会計の際に身分証の提示が求められます。
成人が未成年にお酒を買ってあげるというケースもあるので、最初は未成年が会計していたけど身分証の提示を求められて成人に会計を変わるなんてことをすると売ってもらえなかったりするかもしれません。
バーもまた入口にいるセキュリティに身分証をチェックされるので未成年はそもそも入ることができません。
フィンランドで酒を飲む予定があるならパスポートなど身分証は必携です。
日曜は度数の高いアルコールを買えない
蒸留酒などアルコール度数の高いお酒はAlko(アルコ)という酒類を扱う国営の店舗でしか購入できません。
このAlkoという店舗、日曜が定休日なのでウイスキーやウォッカ、ワインなど度数が高いお酒は日曜には買えません。
夜9時以降は購入できない
ビールやサイダー、ロングドリンクなどのアルコール度数が低い飲料はスーパーでも買えますが夜9時以降は売ってもらえません。
Alkoも夜9時より早く閉まるので買えません。
夜9時以降にお酒を飲みたいなら予め買い置きしておくかバーに行くしかありません。
酔っぱらいには売ってもらえない
泥酔状態の人や明らかにアル中の人には店員の判断で販売拒否ができます。
私も販売拒否されてる酔っぱらいを数回見かけたことがあります。
これに関しては泥酔状態でお酒を買わなければいいだけの話なので、ただ便利な法律だなって思います。
ちなみにバスも泥酔状態の客に対して乗車拒否ができます。
そもそも酒に対してネガティブなイメージが強い
飲酒に伴う暴力沙汰、街に浮浪する酔っぱらい、アルコール中毒など人によっては酒に絡んだネガティブな経験が身近だったりします。
なのアルコール対してネガティブなイメージを持ってる人も少なからずいます。
しかし酒に関する話題が明確にタブーという感じでもないし、ちょっとこの空気感は説明が難しいです。
フィンランドでの酒に関する社会問題を聞いてからは、アルコール度数の高い酒を買う際にまるで自分が危険薬物に手を出そうとしてるような後ろめたさを感じるようになってしまいました。
妻(フィンランド人)と日本のバラエティ番組を見たときに番組の合間にお酒のCMが多いことに驚いていました。
日本では芸能人が出演する爽やかなイメージのCMも多いですよね。
まとめ
このほかにも友達が少ないとか、日本酒がないという好みの問題などありましたが主観的すぎるので上記には挙げませんでした。
フィンランドでの飲酒は不便なところもありますがビールは飲みやすいものが多いですし湖畔でサウナの合間に飲むビールは格別ですよ。
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